千貫門は自然岩の洞門で、その高さは約30m。
岩の中央部に高さ約15m、幅10mほどの
トンネルが開いていて遊覧船(堂ヶ島~松崎港~雲見~波勝崎)や観光船(波勝崎めぐり)が
くぐり抜けていきます。この巨岩は「海の鳥居」とも言われていて、古くから浅間神社の門に
見立てて「浅間門」と称していましたが、周辺の
景勝とともに「見る価値が千貫文にも値する」という意味からこの千貫門という名がつけられ、人々に親しまれています。
晴れた日には、駿河湾に浮かぶ美しい富士山が
望めます。夕日もまた素晴らしい美しさで、
訪れた人々の心を魅了して止みません。
そんな忘れえぬ場所であることからも
「想い出岬」と言われるようになりました。
ここから富士山に向かって願い事をすると叶う
という言い伝えがあるのもうなづけるほどです。
雲見を訪れたらぜひ立ち寄りたいところの一つでしょう。
雲見湾の西側に突き出た浅間崎が「雲見浅間」で、その突端にまるで海中に烏帽子を置いたようにそびえている三角形の岩山が、標高163mの
烏帽子山です。
その山頂に通じる507段の石段の上には雲見浅間神社があり、さらにすこし先の展望台からは
富士山から南アルプス、御前崎など、
360度の壮大な展望を楽しむことができます。
高通山は標高519m、雲見から波勝先遊歩道へ
向かう途中にあります。山頂からは北に西伊豆の海岸線と富士山、西に御前崎方面、
南に変化に富んだ西伊豆南海岸が望め、
期待以上の素晴らしい景観が広がります。
山頂付近は桜が多く、春の高通山は
白い帽子をかぶったように見えます。
昔の海賊(水軍)にちなんだ野趣あふれる、
人気の祭り。眺望の素晴らしい雲見海岸の浜辺では、大きなマグロの刺身がふるまわれ、
採れたての魚の豪快な丸焼き料理も食べ放題。
勇壮な漁船パレードや地場特産品の販売もあり、
見てよし、食べてよしの
楽しさいっぱいのイベントです。
夏の風物詩ともいえる納涼花火大会。
三浦地区一斉に行われる花火は、雲見海岸、
岩地海岸、石部海岸でそれぞれ催されます。
夏の夜空とともに海も染め上げる花火を
ゆっくりとお楽しみください。
翌日に松崎海岸で行われる太鼓演奏の大共演も見物。2日続けての花火大会をぜひご堪能ください。
松崎生まれの左官・入江長八は、江戸時代
コテ1つで描く漆喰鏝絵を確立した人物。
『龍の図』『焙烙の静御前』など、
コテを巧みに使い、彩色をした作品
約50点が展示されています。
なまこ壁通りは松崎の風情を代表する通りです。
壁面に四角い平瓦を並べて張り、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げた格子状のデザインが特徴的で、白と黒のコントラストが美しい壁が続きます。江戸時代に防火、防風を目的として普及しました。
複雑なリアス式海岸と点在する小さな島々を
縫うように進んで、神秘の洞窟へと向かう
夢とスリルあふれる遊覧船。
国道136号沿いの恋人岬事務局から富士見遊歩道を下り、約700mのところに位置する岬。
岬の先端にはラブコールベルがあり、
ベルを3回鳴らすと永遠に愛が続くといいます。
天城湯ヶ島と賀茂村の境にあたり、標高900m、猫越火山群の中央部に位置。峠の周囲は熊笹の原が広がっています。 眺望にも恵まれ、手前に黄金崎や宇久須港、その向うに駿河湾や富士、南アルプス連峰が望め、伊豆でも最も美しい峠とも呼ばれています。ハイキングコース伊豆山稜線の中間点でもあり、峠一帯は県営の天城牧場で、牛が草をはむのどかな風景を見ることができます。
石部の棚田は、伊豆半島の西側の先端に位置する静岡県松崎町にあります。標高120~250mに広がる約370枚、4.2haの田んぼは、東日本では珍しい石積みの棚田。眼下に駿河湾を一望でき、晴れた日には、富士山・南アルプスを望むことができる絶景の棚田です。 平成12年に、耕作放棄され、茅で覆われていた4.2haの棚田を再生し、集落活性化の起点として活用されています。 平成22年には、「第16回全国棚田(千枚田)サミット」が開催されました。
松崎町観光協会 |
http://izumatsuzakinet.com/ |
西伊豆・雲見温泉観光協会 |
http://kumomikankou.com/ |